技術ブログと言う名の駄文集

特にテーマを決めず幅広く綴ります

【就活】自己分析などしている時代ではない

就活生がよく言われることとして、「自己分析がすごく大事」「生まれたときからの自分の価値観や意思決定の基準を振り返ろう」など”自己分析”をしなければいけない

的なアドバイスがある。

 

確かに自分のことを知らずに少なくとも数年は取り組む仕事を選ぶのはリスクが高いので、自分のことを知ることはすごく大事である。

 

ただしそのための最適な手段がいわゆる”自己分析”であるかどうかは甚だ疑問であり、この記事では自分を知るためのより良い方法を提案しようと思う。

 

自己分析とは何か?

この記事で言う自己分析とは何かというといわゆる以下のような思考回路を経て、自分とは何かを知ることでその自分に合った仕事を見つけるというロジックである。

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                               (リクナビより)

 

こういうような思考回路と言うか思考フレームがどういった背景で生まれたのかを考察してみると本記事のタイトルの真意がはっきりすると思う。

 

そもそも自己分析すなわち「自分らしいものを考え込んで見つけて、それを軸に自分らしく生きていこう」という考え方は非常に”近代的な”発想である。

 

これは落合陽一氏が繰り返し述べていることであるが、

近代的とはすなわち人間を機械との対比関係で考えているということである。

すなわち機械にはない特性が自己に内在するか否かを非常に重視しているがゆえに

「自分とは何なのか」「どういう主体なのか」を徹底的に深掘りしてそこから生まれるアクションを繰り返していたのである。

 

この構造巷の就活生と全く同じことをしているのにお気づきだろうか?つまり近代的人間性を定義するための思考回路がそっくりそのまま今の就活生にインストールされているということだ。

 

自己分析が無意味なわけ

では何故このような思考回路がこれからの時代に無意味になっていくのかを解説する。

このあたりは落合陽一氏の「日本再興戦略」という著書にそのものズバリ書いてあるので少し長いが引用させて頂く。(私個人の考えと完全に一致していたため)

 

 

“今は技術革新やインターネット上での最先端技術の創発速度が、人間の学習スピードより速い時代です。だからこそ、今できることをやり続けないと、よっぽど勘のよい人でない限り、「将来的にこうなるから、こうだ」みたいな予測をすることは意味がありません。そこがすごく大事なカギだと思います。
 コンピュータービジョンやディープラーニングに関するコミュニティは査読なしでの高速な情報交換をしていますし、ものすごく速い。だからよっぽどじゃないと最先端には追いついていけません。逆にいうと、いつ始めてもビギナーで、そしてあるところまではちゃんと到達できます。
 つまり、我々が持っている人間性のうちで、デジタルヒューマンに必要なものは、「今、即時的に必要なものをちゃんとリスクを取ってやれるかどうか」です。リスクをあえて取る方針というものは、統計的な機械にはなかなか取りにくい判断です。ここをやるために人間がいるのです。
 言い換えると、近代的な人間性は、「自分らしいものを考え込んで見つけて、それを軸に、自分らしくやって生きていこう」という考え方であり、デジタルヒューマンは、「今やるべきことをやらないとだめ」という考え方だと考えます。要は、タイムスパンが全然違うのです。そして、やったことによって、自分らしさが逆に規定されていきます。

抜粋:: 落合陽一 “日本再興戦略”。 iBooks

 

要は何が書いてあるかというとうじうじ考えてないで行動しろということだ。

 

私なりの自己分析

ではこのような時代背景を受けて私がおすすめするのは、世の中で何か間違っているなと思うことを思い浮かべてみることだ。

そしてその問題を自分の好きなことで解決できないかなと考えてみるのだ。

そして「解決したい課題」とその「解決策」が自分の中ではっきりしたらすぐに行動しよう。

すぐにというのが非常に大事でできることなら明日とかではなく今日から行動してほしい。

 

私の場合について具体的に説明してみる。

 

苦手なことが多い人、例えばコミュニケーションや時間通りの行動などが苦手な人がその部分を人から責められ人間否定までされている事例を自分を含め複数目にしたことでその画一的な価値判断が間違っていることを確信した。

そして自分の好きなものは何かなと考えた時、技術やビジネスだった。

 

それからはシンプルで起業してその課題を解決しようと思い至りその日から行動を開始した。

 

この行動の中で自分が思ってもみなかったような強みや弱みが数え切れないほど発見された。起業家というのはサラリーマンが経験する仕事や職種を全てやらなければいけないので、自己分析やOB訪問とかいう回りくどい方法で自分のことや仕事について知る必要はなく、圧倒的に効率がいいのだ。

 

おまけ

これを読み私自身や私が立ち上げた会社について少しでも興味を持っていただいた方は以下のフォームに回答してみて欲しい。

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